top of page

【活動報告】St. Joe’s Soup Kitchen−誰かの今日を変える一歩へ

みなさま、こんにちは!NY de Volunteerです。

2月15日(土)、マンハッタンにあるNPO団体 St. Joe’s Soup Kitchenにて、スープキッチンのボランティア活動を行いました。スープキッチン(Soup Kitchen)とは、ホームレスの方や困窮した状況下にある方々のために温かい食事を無料で提供する支援活動です。

今回は3名のボランティア参加者とスタッフ4名で、午後のミールサーブ(配膳・片付け)を担当しました。



St. Joe’s Soup Kitchenとは?

St. Joe’s Soup Kitchenは、ニューヨーク市で40年以上にわたり、毎週土曜日の午後に温かい食事を提供し、生活に困っている方々を支えているNPO団体です。利用者はホームレスの方だけでなく、高齢者や失業中の方など、様々な事情を抱えている人々。この活動の全ては、ボランティアによって運営されており、活動場所はThe First Presbyterian Churchの無償提供を受け、地元コミュニティや企業からの寄付、そして多くのボランティアの尽力によって支えられています。



ボランティアオリエンテーション

St. Joe’s Soup Kitchenでは、午前の調理ボランティアと午後のミールサーブボランティアに分かれています。今回は午後のミールサーブの活動に参加しました。活動場所は、マンハッタンのユニオンスクエアから徒歩10分ほどのところにあるThe First Prebysterian Church。教会内の広いホールには、テーブルと椅子が並び、利用者(ゲスト)は13時半〜15時の間に食事をとることができます。

午後のボランティアが全員集合すると、ディレクターからオリエンテーションがあり、本日の献立紹介や作業内容の説明、役割分担が行われました。




スープキッチン開始

各自の持ち場につき、ゲストを迎える準備がスタート。NY de Volunteerチームは、スナックとドリンクの提供を担当しました。料理やスナックの内容は日替わりで、クリスマスやサンクスギビングなどのイベント時には、ローストチキンやケーキなど特別メニューが提供されます。この日は、バレンタインデーの翌日だったこともあり、ハート型のクッキーが提供され、季節感を楽しめる工夫がなされていました。


スナック係は、ゲストが自由に取れるよう、バナナやエナジーバー、クッキーを箱からトレーに補充していきます。個数制限はなく、時には2〜3本のバナナを持っていく方もおり、補充作業が途切れることはありませんでした。

この日、印象的だったのは、自然と会話が生まれる場面が何度もあったことです。スープキッチンを訪れるゲストは、年齢や国籍もさまざま。「どこから来たの?」「日本語話せるよ!」と話しかけてくれたり、時には日本に訪れた思い出を語ってくれる方もいて、ささやかながら心温まる時間になりました。



活動を終えて−「小さな行動」が社会を変える力になる

初めて参加したボランティアの方々は、最初こそ緊張した面持ちでしたが、St. Joe’s Soup Kitchenの運営スタッフが明るく温かく迎えてくださり、和やかな雰囲気の中で活動することができました。

ある参加者からは「多少殺伐とした雰囲気を想像していたが、実際は温かく、穏やかでとてもアットホームな空間だった」「ゲストから感謝や気遣いの言葉をもらい、やりがいを感じた」などの声が寄せられました。

最初は話しかけづらい印象があったゲストの方々も、実際にお話しすると、NY de Volunteerの活動について尋ねてくれたりするなど、想像以上にフレンドリーで、親しみやすさを感じる場面が多くありました。自分の目で見て、触れ合うことの大切さを改めて感じた半日でした。



私たちがしたことは、わずか数時間のボランティアかもしれません。でも、その小さな行動が、ゲストにとって「今日を乗り越える力」になったかもしれません。そして何より「自分にも社会を変える力がある」と実感する一歩になったはずです。ボランティアは、特別なスキルが必要なわけではありません。ほんの少しの時間と、誰かを思いやる気持ちがあれば、誰でもチェンジメーカーになることはできます。


スープキッチンボランティアは、今後も定期的に実施する予定です!

「何か行動を起こしたい」「誰かのために何かをしたい」そう思ったら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

あなたのその一歩が、きっと誰かの今日を変えるはずです。

コメント


bottom of page